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2010年4月

災害援助へ

洪水のニュースがあった週の金曜日、

キトでの仕事を終わらせて、

即効、長距離バスに飛び乗る。

任地に急いで帰った。

翌日の土曜日、洪水があってから4日後、

私の配属先が、週末返上で、

被害を受けた、特に奥地の村まで

救援物資を届けるというので、手伝いに行った。

テナから車で2時間、そこからカヌーでナポ川沿いを進む。

ナポ川は、アマゾン川に繋がる大きな川。

ナポ川沿いの村では、家ではなく、

主に作物に被害を受けた。

彼らにとって、唯一の収入源。

それを奪われて、この先苦しい思いをするであろう。

そんな中、200家族に、

米、砂糖、油、豆などの食糧と水を配った。

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若干、政治的な部分が見え隠れする

それも否めないけど、

こうやって、すばやく資金を調達し、

物資を調達して、

しかも休み返上で、

いつもは休みの日は来ない同僚もちゃんと参加して、

いち早く行動した配属先を、

とても素晴らしいと思った。

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消え行く村 「オンゴタ」

今回の洪水で、

最も被害があったとされる村、「オンゴタ」。

120家族、人口900人という、

ここらの村では最大規模。

ずっと一緒に村を周っていた、

保健普及員のエディスが暮らす村。

ひどいと聞いて、

とても心配で仕方なかったが、

行ってみて、やっぱりショックを受けた。

小学校。椅子や机が外に出され、未だ復旧せず。

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子供たちのノートや教科書も流されたり、

ドロドロになったりしてしまった。

以前はとても素敵な村だったのに、

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↓↓

あたり一面泥だらけ。

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ここにあった家が、

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↓↓

無い。

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かつては2軒並んでいた家も、

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↓↓

手前の家は無くなっていた。

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黄色い家が左、緑の家が右にあったのが、

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↓↓

左右逆になって、しかも角度が変わっている!!

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この現象、どうやったら起きるのか!?

答えは、2軒とも水に流され、浮遊して

この位置まで動いたのだ。

その話を聞いた時は、

正直ゾッとした。

家が浮遊って。

去年できたばかりの立派なこの橋。

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川の猛威で、ふっとんだ。

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流されたり、倒壊されたりして無くなった家は20軒。

まるで違う場所にいる様な感覚に襲われる。

その傷跡を見ているだけで、

その夜の出来事が、

どんなに恐ろしいものか、想像できる。

幸い、死人が出なかった事が救い。

以外に政府の動きは早く、

洪水の翌日から、

色んな機関が、災害救助に動き出した。

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長靴、食糧、マットレス、洋服などの救援物資が届き、

医療集団が援助にやって来る。

テナ市役所は、

またいつ同じことが起こらないとも限らないと、

早々に、彼らの移住を決めた。

その為に、新しい土地を買い取って、

新しい家を建てる支援をすると。

政府の対応はすばらしい。

でも、オンゴタが消えてしまう。

もう、ここで彼らを見ることは無くなる。

1つの村が消えようとしていた。

思い入れのある村だったから、

とてもショックで、寂しい。

以前から村には、「オンゴタは消える」という

予言の様な、言い伝えの様なものが存在したとか。

村の人は、それが何なのか分からず過ごしていたが、

それは、こういう事だったんだと、

今になって思うという。

自然と共存するという事は、

こういう事なのか。

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洪水の傷跡

任地に戻ってきて、町を周って様子を見てきた。

実際に被害があったのは、川沿いだったり、

土地が低かったりするところ。

任地のテナは、町の中に3つの川が走っているから、

町中での被害が起こっていた。

家のガラスや壁を見ると、

自分の背よりも上まで水が上がったのが分かる線が

泥と一緒に残っているから、

数日経って、水がすっかり引いていても、

その凄まじさが実感できる。

夢見たいで想像できない。

でもその状況を思い浮かべると、

本当に恐ろしい。

被害にあった区域は、

移住計画も上がっている。

至る所で倒壊した建物、

流された橋、

ドロドロになった家財道具、

なぎ倒された木々が見られる。

この先、この町はきっと変わっていくのだろう。

水力で比し曲がったシャッター

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2mの浸水で、ドロドロになった道と家々

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水力で破壊された壁

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洪水以前の川沿いのディスコ

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建物が無くなってる

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この洪水でテナからディスコが2軒消えた。

踊るのが好きなテナの人の週末の楽しみが消える。

去年、日本文化紹介の竹馬の竹切りに行った時にあった橋。

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これは町中にある動植物園に繋がる橋。

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な、無い!?

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流されて、倒壊。

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思い出の場所だったから、本当にショック。

中の動物も皆いなくなっちゃったらしい。

観光スポットの1つが消えた。

悲しい。

私の1番好きな景色だったのに、

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↓↓

変わってしまった。

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帰国直前にして、もの凄くセンチメンタルになってしまった。

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大洪水

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Ongota

2010年4月6日の昨日、私の任地であるテナが洪水被害にあった。

実に50年振りの大洪水らしい。

そんな時に私は、村の薬局のプロジェクトで、薬やマテリアル、

機材などの購入で首都のキトにいる。

今は冬の雨季で、連日の大雨で町を流れる3つの大きな川が

増水・氾濫したそうだ。

特に低い土地、川沿いのエリアは1~4mも水が浸水して

大きな被害を受けたらしい。

そのせいで、町中が断水していて、

復旧に3日から2週間と言われている。

暑い気候だから、みんなすごく水に困っているだろう。

停電が続いている地域もあるという。

真っ暗な夜を過ごす人々、どんなに心細いだろう。

私と一緒に村を周っていたエディスの村は、

特に低い土地にあり、すぐ側に大きな川が流れていたので

村中が大きな被害を受けたようで、

電話で話したら、

村の人達は、家を失い、寝る場所もないと言っていた。

今は、泥に埋まった屋根尽きの広場で寝るしかないと。

彼女の村は、人口が900人もいる、テナ近郊の村では最大規模。

電話越しの彼女の声は低く、

とても悲しそうだった。

上の写真は、彼女の村の様子。

一緒に活動しているNGOが、今日首都から駆けつけて

即座にその様子を報告してくれた。

正直かなりのショックを受けた。

聞く話によれば、

先日周っていた、かなりジャングルの奥地の村も

被害を受けているみたいだ。

アクセスも悪く、電話も携帯の電波もない所なので、

詳しい状況を把握するのはとても難しい。

ついこないだまで平和だったのに・・・

自分は何もできない。

とてつもない無力感。

早くテナに帰りたいけど、

ここでやるべきことを終わらせないと帰れない。

今はただ悲しくてたまらない。

自然災害は本当に怖い。

一瞬にして色んな物を奪ってしまう。

この状況において、一体自分に何ができるんだろう?

それは分からないけど、

一刻も早く仕事を終わらせて、

テナに帰ったら、彼らの為に全力で手を差し伸べたい。

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